私は今まで期間従業員として4社で働いてきました。
全て合わせると10年以上になります。
結果的に考えると、この10年という時間は無駄でした。
なぜ期間従業員として働かない方がいいと思うのか、紹介していきます。
Contents
期間従業員は長く続けない方がいい!
どうしてもこの会社で期間工から正社員になりたい!そんな人は別ですが、基本的に期間工は長く続けるべきではないと考えています。
その理由は、長期的にみるとデメリットが多いからです。
よく期間従業員の募集で目にするのは、
- 寮費、光熱費無料!
- 月収30万円以上!
- 初年度から年収400万円!
確かにとても魅力的な内容ですし、住むところに困っている人、手っ取り早くお金を貯めたい人には良いことしかないように思えます。
ですが、実際に働いてみると思わぬ落とし穴が多く存在し、良いことばかりではありません。
私が実際に働いて「こんなはずじゃなかった…。」と後悔して事を紹介していきたいと思います。
所詮、期間工…。
期間工として働いてみて一番強く感じたのは、正社員の人からの扱われ方です。
やはり、正社員の人から見れば期間工の人はいつ辞めるかわからない信用度の低い人間だと思われています。
なので職場でも正社員は正社員のグループ。
期間工は期間工のグループに自然とコミュニティが別れていたように感じました。
立場が違うのでどうしてもみんな仲良くとはいかないのかもしれません。
いつクビになるかわからない…。
期間工として働かない方がいい一番の理由は、いつ職を失ってもおかしくない事です。
正社員のように会社に守られていないので、会社の経営が悪化すればすぐに契約満了。クビになってしまいます。
寮に入寮している人は住むところも失って路頭に迷てしまいます。
それでは長期的な人生設計を立てるのは難しくなります。
仕事ができなければ、すぐにクビ…。
期間工の仕事は重労働のものが多いです。
特に自動車関連の期間工は大変です。
正直、体を壊してしまう人も多いです。
私も自動車組み立ての仕事をしていた時は、腰にコルセット、膝にサポーター、指にテーピングをして仕事をしていました。
周りには病院に通院している人や、ドクターストップで仕事を辞めていく人も多くいました。
もちろん、仕事についていけなかったり、不良をたくさん出してしまう人、上司に嫌われてしまった人などは契約更新してもらえません。
なので、せっかく入社してもすぐ退社することになり、また仕事を探す羽目になってしまいます。
スキルが身につかない…。
期間工の仕事はその現場でしか役に立たないものが殆どです。
ただボルトを締める。部品を取り付ける。
単純作業なので他の仕事に生かせません。
長期的に考えると、期間工の仕事は自身のスキルに結びつかないことが多いです。
歳を取ってからでは遅い!
期間工の仕事をしている人は20代から30代が殆どです。
理由は会社が若い人しか採用したがらないからです。
私の職場には40代の人は一人もいませんでした。
34歳の私が最年長…。
殆どが20代でした。それだけ体力的にキツイ…。
40代、50代になってしまうと期間工にも採用されなくなってしまう。
それが現実です。
若いうちに長く続けられる仕事見つける。
歳を取ってからでは手遅れになってしまうかもしれません。
短期的にはありかも!
いままで期間工に対するネガティブな事を書いてきましたが、もちろん期間工をするメリットもあります。
お金が貯まる!
期間工の求人募集には寮費、光熱費が無料の求人が多くあります。
食費以外の生活費が殆どかからないので、普通に働いているだけでお金は貯まります
半年で100万円貯金することも可能ですし、1年で200万円貯金するのも難しくありません。
2、3年期間工で働いてお金を貯める。
その資金を元手に新しいことを始めたり、正社員の仕事を探す間の生活費にあてるのもいいかもしれません。
正社員を目指す!
期間従業員から正社員登用する会社も、最近は増えてきています。
正社員になればボーナスも貰えますし、雇用の定めもありません。
社会からの信用度も上がります。
期間従業員から正社員を狙うのもいいかもしれません。
ですが、期間従業員からの正社員登用はどの会社も狭き門です。
中には正社員登用試験すらない会社もあるので注意しましょう
まとめ
2020年10月現在、新型コロナウイルスの影響で期間工の求人に応募する人が増えています。
この世界的不景気を乗り切るためには仕方のない選択だとは思いますが、長期的に期間工として働くのはお勧めしません。
期間工として働きながら、長期的に安定して働ける仕事を探していきましょう。