機械式腕時計を持っているといつかはしなければならないのがオーバーホールです。そこでなぜオーバーホールが必要なのか説明していくことにします。
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オーバーホールが必要な理由
機械式腕時計には小さな部品がたくさん使われています。歯車、ネジ、テンプ、ぜんまい。その1つでも正常に動かなければ、時計は正確な時間を刻めなくなってしまいます。オーバーホールの1番の目的は古くなって汚れた油を落とし、新しく綺麗な油をさすことです。油が劣化すると歯車などの動きが悪くなり、遅れたり、止まったり、部品が壊れてしまったりと不具合が生じてきます。そのようなことを防ぐためにオーバーホールは定期的に必要になってきます。
費用は⁉
ブランドによって違います。また、メーカーに出すか修理専門店に出すかで値段は違ってきます。ほとんどのお店がはじめに時計を預かり、見積もりをします。交換するパーツが入手できるか、多いか、少ないか確認するためです。基本のオーバーホール代+パーツ代が修理代になります。クロノグラフ(ストップウオッチ)の時計など、複雑で機能が多くついてるものは値段が高くなります。
- 料金の比較
メーカー | 修理専門店 | |
セイコー(国産品) | 6000円~30000円 | 10000円~30000円 |
ロレックス、オメガなどの舶来品 | 50000円~80000円 | 30000円~50000円 |
※3針モデルによるおおよその比較です。セイコーはグランドセイコー、クレドールを入れてません。
ロレックス、オメガなどの舶来品はメーカー修理の方が2万~3万円ほど高くなります。ですが保証期間が長くロレックス、オメガなどは2年間の保証が付いてきます。技術力も高く、純正のパーツを扱っているなどメーカーに依頼するのが最も安心でしょう。修理専門店の保証期間は6ヶ月~1年が多いです。セイコーなどの国産品はそこまで値段は変わらない場合が多いです。
- メーカー修理
メリット・保証期間が長く安心。
デメリット・修理料金が高い。
- 修理専門店
メリット・修理料金が安い。
デメリット・保証期間が短い。純正のパーツが手に入らない可能性がある。
頻度は⁉
一般的には3年~5年となっています。購入して初めてのオーバーホールは5年でもいいかもしれませんが、古くなってきた時計はパーツの摩耗が進んでくるので3年でオーバーホールしたほうが良いでしょう。使用した年数を考慮して決めましょう。
まとめ
機械式腕時計にはオーバーホールが絶対必要!理由は油の劣化、機械の汚れ。そのまま使用していると時間が狂い、中の部品が壊れてしまう原因になる。オーバーホールで時計内の機械を綺麗に洗浄し、新しい油をさすことで正確な時間を刻むことができる。